歯科医院経営の要――集患力


ワークショップで医院づくり

事例 ) 23年目のリニューアル

「歯科医院経営Navi 内装・設計リニューアル編」は株式会社エコラインが運営監修をしています。
弊社がこれまでに手がけた歯科医院リニューアル事例をご覧ください。

神奈川県三浦市初声歯科クリニック


当事例が電子ブックになりました!

歯科医院設計「カウンセリングルーム」ワークショップを念頭にコンセプト策定をした、当リニューアル事例。電子ブック化で大変見易くなりました。ご高覧頂ければ幸いです。

電子ブックで見る!


23年目のリニューアル

リニューアル前開業は23年前、大規模な改装をしないできたので内装も古く、また、使い勝手の悪いところもあります。ちょうどビルの1階の店舗が空いたのでどうしようかとお悩みです。設計や工事、工事費のことなどの基本的なことや、どういう風に進めたらよいか判らないというご相談です。1階に増やすと面積は1.5倍になりますので、待合室やカウンセリングルーム、スタッフルームの充実を図りたいとお望みです。

また、これまでは難しかったお年寄りや車椅子の方への対応もできるようにしたいとのご希望も。しかし、1階と2階は外部階段で行き来きせざるを得ないので、使い分けをどうしたらよいかというご相談です。

5回のワークショップ

忙しい時間をやりくりしていただき、午前中の研修時間に5回のワークショップを行いました。ワークショップには全員が参加することはなかなか難しい中、3人の常勤ドクターには必ず参加していただき、他にも休みにも係わらず参加してくださったスタッフの方もいらっしゃいました。自由な雰囲気でいろいろな意見をたくさん出してもらい、スタッフの皆さんもリニューアルに参加しているという意識を持ってもらうように務めました。

ワークショップ ワークショップ

看板となる入口

見え隠れするガラス窓外部から見えるものが医院の印象を決めるのですから、すべてが看板の役割を持っているといえます。玄関から見える内部の印象、垣間見える待合室、診療室も看板の役割を果たしています。

初声歯科クリニックの入口周りでは、受付のガラス面は白いフィルムを貼って中が見えないようにすると共に、表面にカッティングシートを貼り看板にしています。また、待合室側のガラスは下半分は不透明、上部は中が見えるフィルムを貼り、医院の様子が見えるようにしています。外から見るとどちらも医院の顔の役割を果たしています。今回の工事で整備したスロープも、バリアフリーの医院であることをアピールする看板の役割を果たしています。

親しみやすく品格もある受付

受付受付は最初に患者さんが接する場所となります。あまりに敷居が高いと入りにくくなってしまいます。一方、医院の品格を表すところでもありますし、お金を扱うところでもありますので、ある程度の高級感は欲しいところです。初声歯科クリニックでは、受付カウンターや収納家具はこげ茶色の木製で統一されています。天井と足元には間接照明を入れて高級感を演出しています。カウンターの内外はスィング扉で仕切られ、オープンなつくりとなっています。カウンターの右にはガラスのショーケースを設置して、いろいろな商品を展示できるようにしています。カウンター左手にはカバンなどをのせて会計ができるように段がついています。奥の壁面は全面が造付けの収納棚となっています。

いろいろな役割を持つ待合室

歯科医院設計「格調高い受付」待合室にはいろいろな役割があります。1つめは医院の雰囲気を伝えるという役割。外から待合室が垣間見えると、はじめての患者さんでも医院に入りやすくなります。一方、患者さんにとってはある程度のプライバシーは確保されたいところです。ここでは半透明のフィルムによって外から内部の様子が分かると共に柔らかくプライバシーを守っています。また、待合室は診療や会計を待つ場所です。快適に時間を過ごしていただけるようにする必要があります。患者さんどうし、また受付のスタッフともある程度の距離がほしいところです。それは物理的な距離のこともありますが、頻繁に目と目が合わないようにするという距離感も大切です。


ここでは玄関との間をパーティションで仕切り待合室の独立感を高め、また椅子は一人掛けとしています。もう1つ待合室の役割は、歯科の情報を得ることができる場所ということです。玄関や受付に医院からのお知らせやいろいろなポスターなどが所狭しと貼られているところがあります。それは情報提供という役割が勝ってしまい、快適に時間を過ごすという役割を圧迫していると言えます。そのバランスが大切になります。初声歯科では情報用の掲示板を設置し、それ以外の情報はファイルに入れ、張り紙をしないことにしました。おかげですっきりした待合室となっています。


歯科医院設計「多様な場がある待合室」

歯科医院設計「多様な場がある待合室」階段を登ってすぐのところがカウンセリング室となっています。階段を登れない患者さんにはユニットでカウンセリングをすることにしています。階段脇にしたおかげで、他の部屋から独立性の高い場所を確保することができました。


カウンセリング室は2~3人がパソコンの画面を見ながら座ることができます。正面で向き合わず、斜めに表情が見えるように造付けの円形テーブルを作っています。正面の壁にはドクターや衛生士の皆さんの講習の修了証を縮小コピーし、額に入れて飾っています。縮小しても目の前なので内容は分かります。修了証で壁がいっぱいにならず落ち着いた雰囲気になっています。


3つの診療室

歯科医院設計「カウンセリングルーム」初声歯科では、プランをいろいろと検討していく中で、7台のユニットが3つの診療室に分かれるプランとなりました。

診療室の配置にはいろいろな考え方があると思います。ユニットをなるべく近くに配置して、先生がすべてを把握できるようにということを希望する先生もいらしゃいます。

一方、最近の傾向として、予防と診療のスペースを分けて配置するという考えをなさる先生も多くなってきました。

初声歯科の場合はそのどちらにもあたりません。もともと初声歯科では、診療室が2つに分かれていました。それが3つになり、それぞれの診療室が2台から3台のユニットとなったのです。ドクターやスタッフの皆さんの動きやすさもいろいろと検討されましたが、より個室感が高くなり、患者さんが 治療を受けやすいこのプランに決まりました。


歯科医院設計「アメニティルーム」

歯科医院設計「アメニティルーム」リニューアル前の初声歯科のトイレは1ヶ所しかなく、患者さんとスタッフが共用するようになっていました。お互いに気を使ってしまい、ゆっくりと落ち着いて入れる雰囲気ではありませんでした。リニューアルにあたり木村先生は、患者さん用のトイレを別にすることはもちろんですが、どこにもないトイレにしたいというご希望を持たれました。

そして、それをスタッフの皆さんに自由にデザインしてもらいとお考えになりました。患者さん用のトイレは各階に2ヶ所できます。それを2つのグループに分かれて、ワークショップで一緒に検討を行って設計をまとめました。

1階のトイレではバリアフリーがテーマとなりました。車椅子でも入れるようにしています。同時に赤ちゃんを連れた方が使いやすいようにベビーチェアを設置しています。洗口コーナーも兼ねた洗面台の鏡は間接照明としています

2階のトイレでは居心地のよさがテーマとなりました。1階とは違ったデザインの間接照明が落ち着いた雰囲気を出しています。プランを検討し、床や壁の材料見本を見ながらイメージを膨らませていきました。ベビーチェアや自動水栓などもスタッフのみなさんの希望を入れたものです。


PAGE TOPへ




Copyright © 歯科医院経営Navi. All Rights Reserved.